お読みいただき、ありがとうございます。
WEBをざっと見渡しても、
この手の記事が見当たりませんでしたので書くことにしました。
プロのSIMとお店のSIMの違いですが、もちろんSIMのソフトが違います。
もう少し踏み込むと、詳細には書けませんが特殊用途のOSを使用する場合があります。
モータースポーツ用ではないのですが、一般には公開されていませんので、
世界でも数えるほどの方しか触れたことはないと思います。
さて、話を戻してSIMソフトの違いについてお話します。
まず、皆様がご想像なさるシミュレーターは
「リアルタイムシミュレーター」と呼ばれるものです。
ドライバーの操作入力をリアルタイムに計算して返すことが名前の由来です。
とはいえ、数ms~数十ms前半は遅れるんですが。
1.お店のSIM
お店で使用されるソフトでは、
ソフトが指定したパラメータしか使えません。
例えばアクティブサスペンションを再現しようとしても
ソフト側で純正対応していなければ、いくら設計値を持っていても再現できません。
タイヤモデル、車体の捻じれモデルについても、
ソフトが純正で指定するパラメーターしか指定できません。
これは、いわゆるModderモッダー)と呼ばれる
SIMデータを作る人には大変ありがたいと思います。
なぜなら、決められた値を入れていき、
分からない値は最悪適当に決めてしまってもひとまず動くからです。
また、ソフトが決めた以上のことはできないので、
良くも悪くも諦めがつきます。
ということで、車両・コース製作性に優れ、比較的安価に導入できます。
よく使われるのは、rFactorやACコルサ(AssettoCorsa)でしょうか。
東京、それもアクセスの良い繁華街を中心にレーシングシミュレーターが
広がりを見せており、筆者も様々体験させていただきましたが、
2019年5月現在の私見では、この類しか見たことがありません。
次回、プロのシミュレーターをご紹介いたします。
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